みなさんはこれまで何度の役満をあがったことがありますか?
一晩麻雀を4人でやってもほとんど出ることがない役満。
今回はその確率を出にくい順にランキング形式にしました。
明日事故に合う確率よりも低い役満など、恐ろしいくらい低い確率など、出したいけど怖い役満もたくさんあります。*大車輪や東北新幹線など、地方ルールに存在する役満は度外視しています。
*役満以外の役で最も低い確率の役は三槓子(0.005%)らしいです。そちらは掲載していません。
*もちろん4人麻雀での確率です。3人麻雀の場合は4人麻雀に比べて10倍以上の確率になるらしいです。
役満低確率1位 四槓子(スーカンツ)42万回に1度
https://www.youtube.com/watch?v=CS1sByK5N40
*出典:Youtube
50万回やってやっとで出ると言われる確率の四槓子。0.000234%と言われているので、42万回に1度のレベル。
暗槓・明槓どちらでもOKで、槓を4つすればいいだけですが、槓自体、10局で1回できるかどうか確率が低いですもんね。
ちなみに、麻雀に詳しい人でも四槓子が一番難しいというのを知っている人は少ないそうです。(天和と思われているそうですね)
Youtubeですら、実際の麻雀で四槓子をあがっている動画はありませんでした。
一日に何万局と麻雀が行われているゲームなら動画があがっていましたが。
50万回に一度ですから、他家が出す確率は単純に4倍。それでも約10万局打って1度の超レア役満です。
役満低確率2位 天和(テンホー)約33万回
*出典:Youtube
生放送中に出た天和として話題になった動画です。
0.0003025%つまり約33万回に1度と言われる恐ろしい瞬間。
しかも自動卓なので積み込みはほぼほぼ不可能ですからね。
あがった方も「これ神動画でしょ?」と言っていますが、まさしくその通り。
天和は親限定。なので決まって48000点です。子の役満は32000点ですが、子で天和はないので。
配牌で完成してなくてはいけません。ダブル立直は出ても、天和完成型は1万回打ってもまだまだ出る確率には及ばないんです。
役満低確率3位 九蓮宝燈(チュウレンポウトウ)22万回に1度
*出典:Youtube
0.00045%の確率で起こる九蓮宝燈が3位にランクイン。
この動画は麻雀界のレジェンド・小嶋武夫が撮影中に起こした奇跡です。しかも7巡目に。
麻雀のプロなので確率は知っていると思いますが、手が震えていないですね。普通はニヤケ顔だけでは済まないです。
1~9までの揃っていて、さらに1は3枚、9も3枚なくてはいけません。(雀頭はその種類の牌のどの数字でもOK)
萬子じゃなくてピンズやソーズでもいいんですが、萬子で九蓮っていうのが美しいですね。
役満低確率4位 緑一色(リューイーソー)9万回に1度
*出典:Youtube
緑一色は0.001%と言われていて9万回に1度の確率と言われていますが、動画の解説の通り「2ゾーや2ソー掴んだらどうするんでしょうね」という微妙な局面もあります。
さらに言えば、5ソ―掴んだら3面待ちになります。ここでトップをとらなければいけないオーラスの場合とかなら、4ソ―は枯れかけていますが確実に3ソーを捨てて3面待ちにするべきです。
ということは実際の確率よりもだいぶ低くなりますね。
發なしの緑一色は地方ルールでダブル役満というところもあれば、發なし緑一色は禁止というルールもあるそうです。
出にくい役満上位3つに比べると、鳴いてもOKなので出やすそうですが、出すどころか見ることすらほとんどできません。
役満低確率5位 地和(チーホー)6万回に1度
*出典:Youtube
子の場合の天和。0.00158%と言われているので約6万回に1回。
子が配牌で聴牌した状態で、第一ツモで完成するとOK。自分より前の他家がポンやチーをした場合は無効です。潔くダブル立直でもしといてください。
ちなみに、聴牌した状態で第一ツモの前に他家があがり牌を捨てた場合、「人和(レンホー)」というルールもありますが、もっとも採用されている地方ルールらしいです。
天和もそうですが、地和も、何の努力や考慮もなしに上がれる気持ちのいい役満ですね。
役満低確率6位 清老頭(チンロート―)5万回に1度
*出典:Youtube
1と9だけで雀頭も含めて完成させた役で、0.0018%の確率の役満。5万回以上に1度の確率で地和に次ぐ難易度の高いレア役です。
似た役の純全帯么九(ジュンチャン)や混老頭(ほんろうとう)は稀に見ることができますが、1と9の合計6種類(マン・ピン・ソウ)の同じ牌を3つずつ4種、更に雀頭を1種集めなければなりません。
緑一色も6種類の牌のうちで構成されていなければなりませんが、緑一色の場合は2・3・4の順子(ジュンツ)が絡んでOK。
なのに清老頭の方が確率上出しやすいのは、幺九牌(ヤオチューハイ)だから場に出やすくて鳴きやすいからです。
鳴かずに清老頭なんて、四槓子よりも確率低いでしょうね。四暗刻のダブルになりますが。
役満低確率7位 字一色(ツーイーソー)1万2千回に1度
*出典:Youtube
説明不要の最も簡単な役満。簡単と言っても出すのは難しいです。0.008%と言われています。
こちらの動画は小四喜とのダブル役満ですが、最も出やすい形のダブル役満が四喜和と字一色のダブル役満です。
大三元と字一色も出やすい。ただ大三元の場合、他の牌が順子(ジュンツ)でもOKなので字一色も絡めるのは比較的難しくなります。
字一色は配牌時に対子(トイツ)で字牌が多いと、鳴いて狙える役満ですね。ただ、バレてしまうので槓は厳禁です。
役満低確率8位 四喜和(スーシーホー)8千回に1度
*出典:Youtube
0.0012%と言われる低確率の役満がこれ。
四喜和は大四喜と小四喜のことを指しますが、大四喜の方がもちろん難しいんだけど、ダブルというわけではありません。
大四喜も小四喜もおなじ四喜和という役満で、どちらでもOKということですね。
1半荘は親の連チャンもあるため平均で10局ほどありますが、800半荘に1度だけ出せるという確率と考えると麻雀歴が数年ある人は一度は出しているかも。
第7位の字一色以降は、麻雀歴がそこそこある人は出していると思いますが、この動画のように小四喜はバレバレになるので他家のレベルが高いほど出にくいですね。
役満低確率9位 大三元(ダイサンゲン)3千回に1度
*出典:Youtube
三元牌を全種3枚以上集めるだけのお馴染みの役満。
0.039%と言われていますが、例えば配牌にそれぞれ2枚ずつあれば狙いやすい上に、三元牌のうち1つが雀頭になると小三元(2翻)でも上がれるので狙うにはとても有効。
さらに、三元牌以外をポン・チーしてもOKですので、鳴いて役満を作る場合に一番確率の高い役満となります。
手配に暗刻で2種入っていれば他家にもバレずに作れるので、他家からロンする場合、一番確率の出やすい役満ですね。
役満低確率10位 国士無双(コクシムソウ)2千5百回に1度
*出典:Youtube
名前がカッコいい役満。結構出やすいイメージがありますが、確率論では2千5百回に1度しか出ないそうです(パーセンテージでいうと0.043%)。
13面待ちになると、純正国士無双と呼ぶらしく、それが麻雀でもっとも美しい手とも言われています。九蓮の方が美しい気もしますが。
欠点としてはバレやすくてレベルの高い卓だと、ほとんどがツモあがりでなくてはなりません。
ただ、聴牌(テンパイ)していないのに、聴牌した状態に見せて流局させることができますし、早い段階で七対子や混一色などテクニカルな方向転換もできます。
流局直前で諦めた際には、ヤオチューハイばかり残っている状態なので、安全牌を切れるし、狙いやすい役満のひとつです。
目安としては配牌時点でヤオチューハイ(1・9・字牌)が9種類あったら狙っていいそうですが、役満を上がらなければならない局面だと8種類でもOK。
確実に国士無双を狙う局面で字牌などの暗刻があった場合は、早めに2枚捨てて国士無双だと気付かせないなど、小技を使えればロンあがりもできますね。
役満低確率11位 四暗刻(スーアンコー)2千回に1度
*出典:Youtube
麻雀の役満で最も出やすいのがこの四暗刻です。確率は0.005%と言われていて、2千回に1度は出る確率になっています。
もっと細かく出やすさを説明すると、1半荘10局だとして、200半荘に1度出る確率。さらに他家が出す確率と自分が出す確率も含めて、四暗刻に遭遇する確率は50半荘に1度だそうです。
そんなに出ない…と思われるかもしれませんが、確率論ですからね。試行回数を増やさないと確率は収束しませんが、ここまで確率が低いと、1000半荘やっても出ないってことも十分あり得ます。
四暗刻は普通の手を狙っているだけで出てしまう役満なので、狙ってはなかなか出せません。
また、順子(ジュンツ)を含んだ三暗刻などに収まってしまう場合や、単騎待ちではないためにロン上がりの三暗刻・トイトイ=満貫で終わることも多いです。
ただ、四暗刻は他の役満に比べて圧倒的にバレにくい。という特徴もあります。七対子を狙っているのような捨て牌で四暗刻が完成していることがほとんど。
単騎じゃなければロン上がりで四暗刻は成し得ませんから、結局のところバレにくいと言っても運が左右してしまいますね。
以上、麻雀の確率が低い役満ランキングでした。
あなたはいくつの役満を出しましたか?
6位の清老頭以上の役満を出したことがあるという人はかなりの運の持ち主です。
出せる出せないは実力ではなく、99%は運が左右します。
麻雀の上手い・下手は役満を出すことにあるわけではありませんので、持ち点数などの局面を見ながら狙ってくださいね。