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太田龍(ドラフト2019)の高い評価と将来性がある理由

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2019年のドラフトで上位指名されたJR東日本の太田龍。

高校の頃からプロ野球のスカウトが注目していた存在でしたが、怪我を理由にドラフトは見送られ、遂に念願のプロ野球選手となりました。

今回は、まだまだ知名度の低い太田龍の将来性と能力について記事にしたのでご覧ください。

 

 

高校までの太田龍

*画像:高校野球ドットコム

1998年度生まれ、鹿児島県れいめい高校出身。

 

小学校1年生から軟式野球を始めて、中学校を卒業するころには183㎝の身長になったそうです。

その鹿児島県さつま町の宮之城中学時代、県内強豪校の鹿児島実業、樟南などからオファーがあるも自宅から通える距離の私立れいめい高校に入学。

 

というのも、「甲子園に出ていない学校に行って、強豪校をなぎ倒して甲子園に行きたい」という夢があったから。(調べたところ、私立れいめい高校は改名前の川内実業時代に1度だけ甲子園に出場しています)

 

また、同じ2019年ドラフト候補だった火ノ浦明正が1学年上で、れいめい高校に入学していたから、実際に甲子園は狙える選手が揃っていました。

 

しかし、太田龍はれいめい高校に入学したものの、2年生までは怪我ばかり。

1年生秋は腰椎分離症。

この怪我で冬のトレーニングは出来なかったうえに、治ったと思っても右大腿骨を疲労骨折。

 

2年生の頃は春に県大会優勝しているのですが、この頃、太田龍は怪我で試合には出場していません。

 

3年になると、怪我から復活した太田龍はますます注目されるようになります。

 

夏の甲子園の県予選。

太田龍ひきいるれいめい高校は、トーナメントで強豪校と同じパートに入ったため太田龍は温存されました。

ところが、4回戦で格下の徳之島高校に敗退

 

その後の秋の大会などでも注目されながらも、高校時代は大きな結果は残せませんでした。

 

高校時代の太田龍のピッチングの映像があったのでご覧ください。

 

 

九州四天王と言われ、注目を浴びる

当時の九州地方の高校球児はスター選手の宝庫でした。

 

その中でも太田龍は九州四天王の一人と言われており、さらにその四天王の中でも最も能力が高いと言われていたそうです。

 

2016年九州四天王

山本 由伸・・・オリックスから4巡目指名。2019年のパリーグ最優秀防御率投手。

梅野 雄吾・・・ヤクルトから3巡目指名。2019年は68試合も一軍で登板。

浜地 真澄・・・阪神から4巡目指名。2019年は開幕ローテーション入りを果たすも抹消される。

四天王と言われた他の三人は現役で活躍していますが、太田龍は高校時代からこの3人に肩を並べるほど能力を認められていました。

 

最速149㎞のストレートを放っていたれいめい高校時代には、太田龍を観るために全12球団のプロのスカウトが集まりましたが、太田龍はなんと、プロ志望届けを出すことなく、社会人野球に進むことを決意。

 

理由は前述の通り、怪我が多かったから。

社会人野球でプロに通用する体を作って、3年後にはプロ野球選手になると決めていたそうです。

 

当時の気持ちを取材で聞かれた太田龍は「見てろよと思っていた」と話しています。

 

 

JR東日本での太田龍の活躍

JR東日本に入ってから1年目は現在オリックスで活躍する田嶋大樹がエースとして活躍していたため、公式戦ではほとんど出番がなかった太田龍。

(田嶋は2017年ドラフト1位で、1年目に6勝を挙げている)

 

しかし、19歳で第89回都市対抗野球で脚光を浴びます。

社会人野球2年目にして先発を任されるようになりました。

惜しくも準決勝でその年の都市対抗野球は敗退してしまいましたが、社会人2年目にして大きく注目される存在になりました。

 

当時のピッチングが取材されていたので、どうぞ。

身長(190㎝)を活かした角度のあるストレートが武器です。来年(2019年)は都市対抗野球の優勝を目指して頑張ります。

 

2019年の都市対抗野球では、JR東日本は3回戦でNTT西日本に3-6で敗れ、優勝とはなりませんでした。

それでも、同じドラフト候補の西田光汰投手とはプライベートでも仲が良く、2枚看板としてJR東日本を牽引。

 

目標であった3年目にドラフトで指名されて見事プロ野球選手となったのですが、社会人野球ではプロで通用する体作りや、カットボールなどの変化球を取得するなどかなり充実した社会人野球での生活が送れたと思います。

 

 

太田龍の能力(変化球や球速、良い点と悪い点)のまとめ

【球速】

最速153㎞。
試合によってムラがあるため、試合毎の平均は148㎞ほど。
シュート回転が少なくて、まっすぐ伸びる重い球が特徴的。

ストレートにおいては球質にばらつきがないので、苦手にする選手はとことん抑え込まれてしまう。

 

 

【変化球】

カットボール、カーブ、スライダー、ツーシーム。

カーブは110㎞台のスローカーブで、ストレートと混ぜれば手が出ない。
スライダーのキレは社会人野球のレベルで、現状ではプロでは少し難しいかもしれない。
カットボールとツーシームは威力があるので、三振を狙うよりも打たせて捕るピッチングが得意になりそう。

 

 

【その他の特徴】

下半身がしっかりしていて、力みなくボールをリリースできる。

コントロールが良い日と悪い日がバラツキがあり、ムラッ気を抱えている部分があるが、慣れてくれば安定した投球を期待できる。

190㎝を活かした迫力のある投球は、潜在能力の高さを感じさせる。

変化球の球種と制球力に磨きをかければ、プロでもエース級の活躍ができる逸材。

 

以上をまとめると、「ストレートは文句なし、変化球は少し物足りず、コントロールが課題」というところでしょうか。

 

変化球に関しては、JR東日本で色々と取得しようと頑張ったようですが、ものにしたのはカットボールくらいでしょうか。

プロではあと2球種ほど投げれるようになると大成しそうです。

 

 

太田龍がプロで間違いなく活躍できる理由

まずは、2019年の夏の太田の投球をご覧ください。

この時はMAX151㎞/hなのですが、高校時代には149㎞、社会人野球では153㎞を記録しています。

 

この動画でも分かるように、ほとんどをストレート系(カットボールとツーシーム含む)のボールで勝負しています。

チェンジアップのようなボールも投げていますが、スローカーブを打たれたシーンは打者が巧く打った感じです。

 

太田龍は自分でも語っていますが、とにかく負けず嫌いなようでランナーが溜まるほど良い投球ができます。

 

JR東日本での公式戦でも、四球とデッドボールでノーアウト満塁にして、そのあとは三者連続三振というのもありました。

また、けん制したりランナーを気にしないといけないのでランナーなしの方が集中した投球ができるはずなのですが、太田龍の場合はランナーがいた時の方がエンジンがかかるような印象があります。

 

ドラフト前のスカウトたちは、「(長身、しっかりした下半身など)モノが良い。良いピッチャーに必要な条件が完璧に備わっている」と評価していました。

 

まだ、21歳と年齢も若くて、プロのスカウトが伸びしろを感じると口を揃える逸材。

変化球も少なく、出身のれいめい高校は県内でも中堅クラスのためしっかりした指導ができていなかったと思われます。(3年間ほとんど怪我をしていたため)

 

社会人になって、本格的な指導や練習、野球の教育環境に身を置いたお陰でドラフト1位候補と呼ばれるまで成長しました。

今後、プロになったので、もっと本格的な練習や指導が太田龍にあれば、間違いなく大きく成長すると思われます。

 

目標は球速150㎞台後半、変化球はシンカーなども含めたほとんどの球種があり、制球力をしっかりすれば間違いなく最多勝を狙えるレベルになるでしょう。

 

マイナスに評価されるところはプロ生活で改善できるし、良いと評価されるところはもっと伸ばせるというのが、太田龍が成功する理由です。

 

都市対抗野球で活躍した新人には若獅子賞という賞が与えられますが、太田龍もこの賞をを獲っています。

若獅子賞を獲った選手はプロで活躍するとも言われていて、ジンクスの要素はありますが、これも太田龍の活躍を期待したい理由ですね。

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